アダルトチルドレン 壁

アダルトチルドレンを克服する時にぶつかる現実の『壁』

アダルトチルドレンを克服する過程で、両親が壁になる場合があります。

何故ならば、親にとって、自分の子どもがアダルトチルドレンだと認める事は、自分の子育てが間違っていたと受け取られる場合が多いからです。

日本一醜い親への手紙日本一醜い親への手紙 (メディアワークス発行・主婦の友社発売)」の中に、自分の気持ちを両親に伝えようとしたら、両親からは「悪気はないんだからいいだろう、親の言う事なんだから」というような返事が返って来て、「(両親に自分の気持ちを)少しでもわかってもらおうと思った私が馬鹿だった」と思ったという手記がありましたが、アダルトチルドレンに関しても、同じような事があったとしてもおかしくはないかと思われます。

この両親の返事からもわかるとおり、日本では親の言う事を素直に聞く子どもが「良い子」とされています。

逆に言えば、「親の言う事を聞かない子どもは悪い子だ」という事になります。その考え方こそが、アダルトチルドレンにとっての壁になる場合もあります。

アダルトチルドレンを克服する時にぶつかる『イメージの壁』

前章では、現実の両親や、それを取り巻く環境がアダルトチルドレンを克服する壁になるという話をしましたが、インナーペアレンツもアダルトチルドレンを克服する壁になる事もあります。

インナーペアレンツとは、「内なる親」と訳され、イメージの中に住む親の事です。

つまり、インナーペアレンツはあくまでも「イメージの中での親」の事であって現実にいる親の事ではありません。

現実には親は亡くなっているにもかかわらず、イメージの中の親が子どもを縛りつけているという例はあります。

アダルトチルドレンを克服する過程で、アダルトチルドレンの心の奥底に住んでいる子ども・インナーチャイルドを癒すために、インナーペアレンツと和解する事、そして、「自分を縛りつけているのは、現実の親ではなくてインナーペアレンツ」だと気付く事が必要になります。

その、アダルトチルドレンの中でイメージとして住み続ける親・インナーペアレンツと和解する過程で、実際の親とも和解したいと考えて、自分の親に自分の気持ちを伝える、という事をする人もいるかと思われます。

前章で紹介した手紙の中で、自分の気持ちを伝えようとして失敗した人と同じような過程をたどる可能性は皆無とは言い切れません。

つまり、アダルトチルドレンが、インナーペアレンツと和解するのに、実際の親との和解が必要と考えて壁にぶち当たるという可能性は皆無ではないという事です。

その「壁」を、母子でカウンセリングに通う事によって乗り越えたのが、「自分はアダルトチルドレン」と公表した東ちづるさんでした。

アダルトチルドレンを克服するには様々な壁があります。

けれども、その壁は、決して乗り越えられない壁ではないと信じたいものです。

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