アダルトチルドレン 母親

アダルトチルドレンが母親だった場合の問題点

アダルトチルドレンを克服するのには、自分が安心していられる場所を確保する事が大切ですが、そのアダルトチルドレンが、小さな子どもに関する感情がコントロール出来ないという問題を抱えた母親だった場合、難しい場合があります。

何故ならば、小さな子どもを母親から遠ざけるのは難しいからです。

アダルトチルドレンの特徴として、他人を支配しようとするというのがありますが、小さな子どもは母親の言うとおりにはなりません。

実際、アダルトチルドレンの母親は、自分の子どもを思いのままにしようとして、必要以上に厳しくしかりつけたりして、自分の子どもを萎縮(いしゅく)させてしまい、その時は反省したとしても、時間が経つとまた同じ事を繰り返すというように、子どもに関する感情を自分で上手くコントロール出来ない場合があると言います。

子どもに関する事に限らず、感情をコントロール出来ないというのも、アダルトチルドレンの特徴です。

蛇足ながら、ニュースなどで子どもを虐待したあげくに子どもに重傷を負わせる、あるいは子どもを死なせてしまった親が、その動機を「言う事を聞かなかったから」と自供していると報道されるのを見聞きした事のある人も多いかと思われます。

「そんな事で子どもを死ぬような目に遭わせるか?」とあきれる人が多いかと思われますけれど、そんな自供をしている親も、アダルトチルドレンである可能性があると考えるのは私だけでしょうか?

アダルトチルドレンの母親についての問題点

前章では小さな子どもを持つアダルトチルドレンの母親の場合を見てゆきました。

今度は母親に問題のあるアダルトチルドレンの場合を見てゆきましょう。

「アダルト・チルドレン」実践篇―家族に潜むコントロール・ドラマ「アダルト・チルドレン」実践篇 (信田さよ子著・三五館)」の中で信田さよ子さんは、「アダルトチルドレンに『愛情』という言葉は危険だと確信させられる」と書かれていますけれども、これは鋭い指摘だと思います。

「愛情」とか「あなたのためだから」という言葉は、何より怖いと感じます。

その言葉によって相手を抑えつけてしまう事は、言葉による「呪縛」です。

お互いをお互いで縛り合う「共依存」も、その目に見えない「縄」の正体は、愛情です。

共依存を一言で表現すれば、「愛情の名を借りて相手を思い通りに動かす事」です。

考えてみて下さい。親にとっての「良い子」とは、「親にとって都合の良い子」、もっとはっきり言えば「親に逆らわない子」ではないのでしょうか?

愛情とは相手を自分の思い通りにする事ではありません。

アダルトチルドレンの女性に、「自分の母親は妖怪だ。自分の人生の中に入り込んで来て、後ろから覆いかぶさって来る」と言っている人がいると、信田さよ子さんが前述の本の中で紹介されています。

その女性の言葉は、アダルトチルドレンにとって、共依存の母親とは、自分の人生に絶えずついて回り、後ろから自分の思い通りに子どもを操ろうとする、恐ろしい存在だという事を如実に表した言葉だと感じます。

親が子に与える愛は無償の愛であることが一般的です。

愛情に見返りなど必要ないはずなのですが、親がアダルトチルドレンだった場合は自分の思い通りになったときのみ子供に愛情を与えることが多いのが現状です。

子どもが小さい場合は目に見える虐待などが無いと、周囲からはどうしようも無いのが歯がゆくてしかたありまあせん。

言葉の虐待をする親や、子供を思い通りにしようとする親の元に生まれてしまった子供は、アダルトチルドレンになる可能性が高いことがわかっています。

そのまた子供もアダルトチルドレンになってしまうかもしれません。

この負のスパイラルを止めるには、その親自身がアダルトチルドレンであることに気づき、その親自身がカウンセリングなどで心の傷をケアし回復につとめるしかありません

子どもは親を選べないのですから、親自身が気づいてあげるしかありません。

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