アダルトチルドレン(AC)自助と回復

アダルトチルドレン(AC)とは

アダルトチルドレンという言葉をご存知でしょうか。

日本では勘違いされがちですが、子どものような大人という意味ではありません。

アダルトチルドレン(ACと略されて呼ばれることもある)とは、一般的に、本来ならば家庭内にあるはずの、子育て・団らんなどの家庭としての機能が働いていない家庭(機能不全家庭)で育ったために、自分が小さな頃に親からの虐待経験など家庭でのトラブルなどで付いてしまった内心的な傷(トラウマ)が残り成人してもなお、心に負った傷(トラウマ)のために苦しんでいる人の事を言います。

また、その「心の傷」のために、社会生活に支障をきたし、メンタルケアが必要な人を指す場合もあります。

認知度が高いとはいえないこの言葉ですが、この状況の方は多くいると考えられています。

本来はアルコール依存症の親に育てられたために成人してからもさまざまな問題を抱えている人を指していましたが、近年では虐待・過保護・過干渉・ネグレスト(育児の放棄)を受けたために社会生活支障をきたしている人にも使われるようになりました。

よく、「子どもみたいな大人」という意味で使用されるのを見聞きしますが、それはアダルトチルドレン(AC)の用法としては、間違っています。

実際に、2008年2月13日に「報道ステーション」という番組内で、古舘伊知郎さんが「大人になりきれていない人」とアダルトチルドレンの意味を間違った意味で使用してしまい、後日番組内で謝罪するという事がありました。

この話は、それだけ「アダルトチルドレン」という言葉の意味を間違って覚えている人が多いという事の表れと言えます。

機能不全家庭の中で育った子どもは、一人の人間として、愛される事を知りません。

そのため、親からもらえなかった愛情を他の人やものから得ようとして、依存症や摂食障害などの問題行動に出る事も少なくありません。

アダルトチルドレンは一度なってしまうと完全に治療することは出来ず、生涯アダルトチルドレンのままであると言われています。

ですが、カウンセリングなどによって今まで苦しんでいた症状などから回復することは可能です。

こころの傷を癒すのは簡単なことではないかもしれませんが、私は必ず回復できると信じていますし実際に「自分はアダルトチャイルドでした」と告白している日本を代表するサイコセラピストの西尾 和美(にしお かずみ)さんも回復できるといっています。

勘違いされがちなアダルトチルドレンという言葉

アダルトチルドレンは幼少期に負ってしまったな心的な傷を抱えたまま、成人を迎えてしまった人を指す言葉です。

この言葉は1970年代にアメリカで発生した言葉で、当初はアルコール依存症の親の元で育ち、それによって傷を抱えたまま成人した人のことを指す言葉でした。

当時はきちんとした学術的な言葉ではありませんでしたが、その後に幼少時に問題を抱えたまま大人になってしまった人のことを指す言葉として認められました。

しかし、1990年代の日本ではこのアダルトチルドレンという言葉が、マスコミなど『子供のような大人』といったような間違った使われ方をしてしまいました。

そのころの社会的な雰囲気もあり、そのままアダルトチルドレンという言葉は日本では間違った使われ方が続けられてしまい、現在でも子の言葉の正しい意味を知っている人は多くありません。

そのため、アダルトチルドレンは日本ではネガティブなものだという認識がされてきましたが、前述しましたようにアダルトチルドレンは回復することも可能で、その特徴を上手に利用することによって自分のプラスになるように過去の傷を利用することも可能です。

アダルトチルドレンという言葉の本来の意味を理解し、きちんと向き合うことが重要です。

アダルトチルドレン(AC)の注意点

アダルトチルドレン(AC)は、病名ではありません。

病気ならば投薬治療などで治す事が出来ますが、アダルトチルドレン(AC)は薬で治る病気ではありませんので、薬を使って治療するという事が出来ないのです。

しかし、アダルトチルドレン(AC)は、うつ病などのさまざまな精神的な病気の原因となる事もありますので、場合によっては心療内科やカウンセリングに行く事をおすすめしますが自分でも十分にケアすることが出来ます。

ここで問題なのが、「自分がアダルトチルドレンになったのは、お前たちのせいだ!」と一方的に親を非難して、本来受けるべき治療に支障をきたしたケースもあった事です。

アダルトチルドレン(AC)を作り出した親もまた、機能不全家庭に育っていた事が多いのです。

虐待を受けて育った人が自分の子どもを虐待するという話は良く聞く話ですが、悲しい事にアダルトチルドレン(AC)はまさにその状態です。

自分が親に虐待されていたのが普通なので自分の子どもを罪の意識も無く虐待してしまう。

この状態をどこかで食い止めなければ、アダルトチルドレンを作り出す負のスパイラルに陥ってしまいます。

親をなじっても、状況は好転しません。

大切なのは、自分がACを克服し、世代の負の連鎖を食い止める事だという事を忘れてはなりません。

あなたがもしアダルトチャイルドであれば、この連鎖をあなたで断ち切ってください。

ここ最近ではアダルトチルドレンの回復を自分で行うことが出来る教材が発売されています。

この世界では第一人者の西尾 和美(にしお かずみ)さんの教材です。

西尾 和美(にしお かずみ)さんはワークショップなども行っていますのでネット調べてみてください。

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